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ダウンライトとシーリングライトの違い 後悔しない選び方のポイント

2023年02月02日

部屋の内装を決める際、照明に悩まれる方が少なくありません。
完成後にイメージが違ったといった話も聞くと、一層難しく感じるのではないでしょうか。

照明は部屋の雰囲気を左右する存在ですから、特徴やメリット・デメリットを理解して選びましょう。

この記事では、ダウンライトとシーリングライトについて詳しく解説します。
どちらを選ぼうか迷っている方にとって参考になりますので、ぜひ最後までご覧ください。

ダウンライトとシーリングライトの違い 後悔しない選び方のポイント

ダウンライトとシーリングライトの違いとは

ダウンライトとシーリングライトにはいくつか違いがあるため、3つのポイントでご紹介します。

● 照らし方
● 設置の仕方
● メンテナンスのしやすさ

どちらにもメリット・デメリットがありますので、理解したうえで選びましょう。

照らし方が違う

ダウンライト ・明かりが広がらない

・複数を同時に使用するのが基本

・場所によってはまぶしさを感じる

シーリングライト ・1つの照明器具で明るい

・明るさが求められる場所向き

それぞれ光の広がり方が違うため、設置する場所によっては求めているイメージと違う、といった結果になってしまいます。
実物を確認して、どんな照らし方をするのか確認しましょう。

どちらのライトも調光できる商品を選ぶと、必要に応じて明かりの強さを調整でき、使い勝手がよくなります。

設置の仕方が違う

ダウンライト ・天井に埋め込むライト

・見た目がすっきりする

・埃や虫が溜まらない

・インテリアを変更すると、照明の位置が合わなくなるケースもある

シーリングライト ・天井にあとから取り付けるライト

・デザインが豊富

・天井から出っ張るため、場所によっては圧迫感になる

ダウンライトは天井に穴を開けてライトを埋め込むため、一度設置すると変更が難しいと考えてください。
シーリングライトは、照明器具を買い替えればいつでもデザインを変えられますし、高性能な器具への交換も容易です。

メンテナンスのしやすさが違う

ダウンライト ・交換しにくい

・故障した場合は業者に修理を依頼する必要がある

シーリングライト ・簡単に交換できる

・埃や虫が入る

・デザインに飽きたら交換が簡単

ダウンライトは交換や修理をする際、基本的に業者に依頼する必要があります。
その点、シーリングライトは素人でも簡単に交換ができるので、メンテナンスが容易といえるでしょう。

ただ、シーリングライトは中に埃や虫が入りやすいため、こまめに掃除をする必要があります。

ダウンライトとシーリングライトの選び方

ダウンライトとシーリングライトの違いがわかったところで、次に選び方を解説します。
以下の2点に注目するとよいでしょう。

● 初期費用と維持費
● 部屋の広さや用途

それぞれ具体的に説明します。

初期費用と維持費で選ぶ

ダウンライトは1つで使うケースは少なく、複数設置するのが基本です。
そのため、シーリングライトに比べて初期費用が高くなる傾向にあります。
また、ダウンライトは交換や修理を業者に依頼するので、維持費も高くなるでしょう。

シーリングライトも、性能の高い器具を選べば初期費用が高くなるケースもあります。
しかし平均して見ると、初期費用や維持費はダウンライトよりシーリングライトの方が安くすむといえます。

部屋の広さや用途で選ぶ

照らし方の特徴から、シーリングライトはリビングやダイニング、ダウンライトは書斎やキッチン向きといわれています。
しかし、部屋の用途、広さ、照明を設置する場所によって最適な照明は変わるものです。

また、どのような雰囲気にしたいかによっても、選ぶ照明が変わってきます。
おしゃれな雰囲気にしたいのならダウンライト、清潔感がある雰囲気にしたいならシーリングライトなど、それぞれ得意とする雰囲気が異なるからです。

壁に埋め込むダウンライトはインテリアの邪魔にならず、部屋を広く見せたい時にも向いています。
一方シーリングライトは、デザインによってインテリアのアクセントにできるでしょう。

ダウンライトとシーリングライトを併用する3つのメリット

ダウンライトとシーリングライト、どちらかに決めるのが難しい場合、併用する方法もあります。
メリットは以下の3点です。

1. デメリットをカバーできる
2. 照らし方のバリエーションが増える
3. 初期費用が抑えられ節電効果も期待できる

1つずつ解説しましょう。

①デメリットをカバーできる

ダウンライト1つでは明るさが限られるため、複数設置しなければならないデメリットがあります。
しかし、シーリングライトを併用すれば明るさを補えるため、ダウンライトの数を減らせるでしょう。

シーリングライトのデメリットは、天井から出っ張る形状から、大きな器具を選ぶと圧迫感が出てしまう点です。
ダウンライトを併用すれば、器具を小さいデザインにしても部屋の隅まで照らせるため、圧迫感を減らせるでしょう。

②照らし方のバリエーションが増える

ダウンライトとシーリングライト両方を設置すれば、両方を一緒に点けるだけでなく、どちらか片方ずつ点けるといったバリエーションが生まれます。
ライティングは部屋の雰囲気を大きく変えるため、同じインテリアでも別の部屋になったように感じるかもしれません。

調光機能がついた器具も検討してみましょう。

③初期費用が抑えられ節電効果も期待できる

ダウンライトは壁に穴を開け、複数の器具を設置しなければならないため初期費用が高くなります。
シーリングライトを併用するのであれば、ダウンライトの数が減るため初期費用を抑えられるでしょう。

また、シーリングライトとダウンライトを必要に応じて使い分けると、節電効果も期待できます。
LED電球の使用も節電に効果的です。

まとめ

ダウンライトとシーリングライトはそれぞれメリットがあり、絶対こちらがいいと言い切れるものではありません。
部屋の広さや求める雰囲気に合わせて、比較・検討してもいいかもしれません。

実物を見ながら内装業者といったプロに相談すると、よりイメージ通りの仕上がりになるでしょう。