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リフォームの種類と時期の目安を解説 リノベーションとの違いは?

2023年02月03日

「長年住んできたので、室内の汚れや古さが気になる」「子どものものが増えて今の収納では足りなくなってきた」
家に対しての不満や不便さから、リフォームを検討する方も多いでしょう。
しかし、リフォームは種類が多く、費用もかかるため戸惑う方も少なくありません。

この記事では、リフォームの種類や検討する時期の目安について解説します。
より快適な家で生活したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

リフォームの種類と時期の目安を解説 リノベーションとの違いは?

リフォームの代表的な種類7選

何種類もあるリフォームの中から、代表的な7つについて説明します。

1. 水回りやクロスの張り替えは「内装」
2. 外壁や屋根は「外装」
3. 安全性の向上には「バリアフリー」
4. 冷暖房の節約には「断熱」
5. 地震に強い建物なら「耐震」
6. 火災リスクを減らすなら「オール電化」
7. 老朽化を感じたら「増改築」

具体的な内容を紹介しますので、リフォーム選びの参考にしてください。

1.水回りやクロスの張り替えは「内装」

水回りの設備交換、クロスの張り替えといった家の内側全般に関わるのが、内装リフォームです。
古くなった設備を新しいものに替えるほか、水道管の位置変更の工事も含まれます。
壁紙などに自然素材を使うリフォームも増えてきました。

2.外壁や屋根は「外装」

外壁、屋根といった家の外側全般に関わるのが、外装リフォームです。
塗装、防水加工のほか、ガーデニングや外構工事も含まれます。

また、雨漏り対策でリフォームを行うケースも少なくありません。
雨漏りは、経年劣化や施工不良といった理由で、どんな家でも起こりうるからです。
台風や大雨で被害を受ける前に、早めのメンテナンスがいいでしょう。

3.安全性の向上には「バリアフリー」

手すりの設置や段差の解消など、家の安全性を上げるために行うのがバリアフリーリフォームです。
住んでいる人が安全に、快適に生活するためのもので、間取りの変更も含まれます。

病気や怪我で、いざバリアフリーの家が必要になってからリフォームを考えては間に合いません。
将来を見越して早めに検討しましょう。
バリアフリーリフォームは、介護保険や補助金、減税制度を使える可能性があります。

4.冷暖房の節約には「断熱」

壁などに断熱材を入れ、断熱性の高い家にする工事が断熱リフォームです。
壁や屋根に断熱塗料を塗る、二重窓にして保温性を高める、といった方法もあります。
冷暖房費を抑えられるほか、二酸化炭素の発生も抑えられるでしょう。
環境に優しいリフォームで、補助金の対象に入っている自治体もあります。

5.地震に強い建物なら「耐震」

地震への耐性を高めるために行うのが耐震リフォームです。
築年数が古い家や、地震以外でも揺れを感じた場合に検討されるでしょう。
地震が多い日本では、家の耐震性は安心につながる大切な要素です。
自治体によっては、耐震リフォームへの補助制度を行っているところがあります。

6.火災リスクを減らすなら「オール電化」

空調や給湯のエネルギーを、ガスから電気へ切り替えるのがオール電化リフォームです。
高機能・高性能な電化製品を取り入れれば、生活の質が向上するでしょう。

また、火を使う機会が減れば火災のリスクも下げられます。

7.老朽化を感じたら「増改築」

築年数の高い家をすべてリフォームしたり、大きく間取り変更をしたりするのが、増改築リフォームです。
建て替えとどちらがいいか迷う方もいますが、建て替えは費用も工期もかかります。
予算上建て替えは難しい場合、増改築を選ぶケースが少なくありません。

【種類別】リフォームするタイミングは3つ

リフォームを検討するタイミングには次の3つがあります。

● 家族構成が変わったとき
● 家への不満を解消したくなったとき
● 家の老朽化を感じたとき

1つずつ見ていきましょう。

家族構成が変わったとき

子どもが生まれた、もしくは独立して家を出た、高齢の両親との同居が決まった、といったタイミングでは、以下のようなリフォームが検討されます。

● バリアフリーリフォーム
● 増改築リフォーム

家族の人数、年齢によって、家の暮らしやすさは変わります。
生活する家族に合わせ、必要になる間取りや設備にリフォームしましょう。

家への不満を解消したくなったとき

動線が悪い、浴槽が狭い、くつろげる場所がない、といった家への不満が重なったとき、検討されるのは以下のようなリフォームです。

● 内装リフォーム
● バリアフリーリフォーム
● 増改築リフォーム

間取りの変更で変えて動線をよくしたり、広くて使い勝手のいい浴槽に変えたりと、リフォームによって日々の不満が解消されます。
不便さがなくなれば、生活の満足度も上がるでしょう。

家の老朽化を感じたとき

壁紙の汚れが目立つ、歩くだけで床が軋む、壁がひび割れている、設備が耐用年数を超えている、といった家の老朽化では、以下のようなリフォームを検討しましょう。

● 内装リフォーム
● 外装リフォーム
● 耐震リフォーム

部屋や設備によって、リフォームを検討するべきとされる時期があります。
しかし、設備がまだ使える場合は、本当に必要かどうか判断に迷うかもしれません。
実際に不具合が生じてからでは遅いので、専門知識のあるプロに相談すると安心です。

リフォームとリノベーションどちらがいい?

リフォームとリノベーションは似ているため、どちらがいいか迷う方も多いのではないでしょうか。
リフォームは古くなった設備を新しく入れ替えて使いやすくするもので、リノベーションはより生活しやすくするために間取りや設備を変えるもの、と考えてください。

リノベーションは大きく家が変わりますので、完成形をイメージしにくいです。
また、リフォームは工事の期間が短く、コストも安いといったメリットもあります。
何を解消したいのか、どんな生活をしたいのかによって、どちらがいいか変わってくるでしょう。

まとめ

リフォームを行えば、より住みやすく、安心して暮らせる家にできます。
耐震リフォームや雨漏り対策は、何か起こってからでは遅いので、早めに取りかかると安心して生活できるでしょう。

保険や補助金の利用で費用を抑えたい方は、専門知識のある業者への相談を検討しましょう。
特に地元に密着している業者であれば、自治体の補助金に詳しく、適切なアドバイスを受けられます。